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商品紹介
【自腹レポート】CUESキューズの駆動系を導入してみました。
シマノさんの高耐久性を謳うLINKGLIDEシフティングテクノロジーを採用した
新コンポーネント「CUES キューズ」の駆動系を導入してみました。
▼導入するのはこちらの標準的な700Cタイヤを履き、10sのロード用コンポーネント
Tiagra4700シリーズを中心に組まれたフラットバーグラベルバイクフレーム。
ダブルレバーなのは中の人の趣味ですね。
弊社のカタログ表紙にドロップバー仕様で掲載されてたので見た事のある方も多いかもしれません。
ワイヤーの取り回しは全て外装。
前後シフトワイヤーはダブルレバー台座を介し、BB下のワイヤーガイドからディレーラーへ向かう
トラディショナルな仕様です。
ブレーキは機械式ディスクブレーキ+フラットロード用ブレーキレバーの組み合わせのままでいきます。
【導入する仕様を考える】
▼CUESは大まかに、トップグレードの8000番代11s、ミドルグレードの6000番代10s/11s、
エントリーグレード向けの4000番代9sと分けられるのですが、組み合わせが多岐にわたるため、
詳しくはメーカーHPにてラインナップをご確認ください。
▼自分の用途と各アイテムの仕様、価格、予算を照らし合わせつつ、かなり悩んだのですが
「トップグレードの8000番代は他の誰かがレポートやるだろう。」
ということでミドルグレードの6000番代の11Sで組むことにしました。
▼スプロケを50Tから45Tに変更した以外は700Cの自転車をCUESのラインナップ中、フロントシングル/11S仕様にて組む場合の標準的な構成です。
【CUES導入時に注意すべき点】
11SのLINKGLIDEスプロケを使用する場合、スプロケットとスポークの位置関係を確認する必要があります。
その他、CUESの仕様については詳しくはこちらにてご確認ください。
▼CUES テクニカルTips
https://si.shimano.com/ja/cues/technical-assets-tips
▼6000番代の1×クランクFC-U6000-1はこんな感じ。非ドライブ側にシャフトが付いたタイプ。
PCDは30T, 32Tが96で、40T, 42Tは110 、2種類となります。(写真の商品仕様は40T)
クランクのQ-factorは180 mm、MTBにも使用できる幅なのでロード用クランクに比べて広めです。
▼左側のダイヤルを回してガタを取り除く仕組みになっています。
推奨BBはBB-MT501
CUESの2ピースクランクはクランクのグレードによって従来通り右側からシャフト
入れるタイプと、写真のタイプの様に左から入れるタイプの2種類になったため、
両方向からの組付けに対応したBBとしてBB-MT501を推奨しています。
▼SL-U6000シフターには150㎜と300㎜のアウターが1本ずつ付属。
フルアウターで組む場合はアウターワイヤーを別途ご用意ください。
▼スプロケット11-45Tをフリーハブに装着した様子。
MTB界隈ではもう見慣れた感ある巨大ローギア、160㎜ローターより直径が大きいです。
歯数構成は11-13-15-17-20-23-26-30-34-39-45T
トップ40×11Tのギア比は3.64。
48T×13-14T、52T×14-15Tぐらい。
ロー側は40×45T、
ギア比は0.89。28×32Tぐらいです。
(ちなみにさらに大きいロー50Tを使用した場合、40×50Tでギア比は0.8ジャスト、28×35Tと同等になります。)
こんな感じでざっくりとギア比をみると、48/38/28Tのトリプルギアを
装着するクロスバイクの常用域を1×11でほぼ網羅する感じですね。
もう少しトップ域が欲しい…という方はフロント42T、
もしくはフロント2枚仕様も検討してみてください。
今回のフレームではダブルレバー台座を介してシフトワイヤーを通すので
SM-CS50 アウターストッパー Y67B91000を用意。1×11なので右側だけ装着します。
【組んでみての感想】
ここ最近、コンポーネントグループがリニューアル度に多機能化されるのは嬉しいのですが
「性能が良くなるに従って調整も扱いもシビアになってる気が…」
「もっと気楽に扱えるグループもあるといいな…」
と思っていた中で、セッティングは従来の11sより9s、10sあたりの感触に近く、
調整しやすい感じでした。
【700cの自転車に1×仕様ってどうですか?】
フロントトリプル世代故に「舗装路で色々な地形を走る車種にフロントシングルってどうなんだろう…?」
と思ってたのですが、700×32cのホイールにミドルグレードの6000番代、40T×11-45T/11速の組み合わせで使ってみると
13-15-17-20あたりの平地での常用域も使いやすく、登坂やギャップが現れればパパパッと右手側の操作をするだけで
対応できるのは軽快!
1×のもたらす操作の簡便さはMTB向けかと思ったのですが、舗装路でもライドに集中できて快適ですね。
操作の軽快さはシフティングを滑らかに、衝撃も大幅に軽減したLINKGLIDEシフティングテクノロジーの恩恵も
大きいのだと思います。
▼旅で使ってみた感想はthreadにて
https://www.threads.net/@noguchi_shokai/post/C3lwnuMBzY4
電動アシストのパワーも受け止めるLINKGRIDEテクノロジーを採用したCUES、他グレードとの差をどう捉えたらよいか迷ってたのですが、実際に組み込んで使用してみて、冗長性に振ったタフな造りからは他グレードにない魅力を感じました。
重量面ではDEOREなど、スペックが隣接するシリーズに分がありますが、神経質にならずに扱える、スムース&タフなミドルグレードコンポーネントCUESはまた別の魅力にあふれています。
新コンポーネント「CUES キューズ」の駆動系を導入してみました。
▼導入するのはこちらの標準的な700Cタイヤを履き、10sのロード用コンポーネント
Tiagra4700シリーズを中心に組まれたフラットバーグラベルバイクフレーム。
ダブルレバーなのは中の人の趣味ですね。
弊社のカタログ表紙にドロップバー仕様で掲載されてたので見た事のある方も多いかもしれません。
ワイヤーの取り回しは全て外装。
前後シフトワイヤーはダブルレバー台座を介し、BB下のワイヤーガイドからディレーラーへ向かう
トラディショナルな仕様です。
ブレーキは機械式ディスクブレーキ+フラットロード用ブレーキレバーの組み合わせのままでいきます。
【導入する仕様を考える】
▼CUESは大まかに、トップグレードの8000番代11s、ミドルグレードの6000番代10s/11s、
エントリーグレード向けの4000番代9sと分けられるのですが、組み合わせが多岐にわたるため、
詳しくはメーカーHPにてラインナップをご確認ください。
https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/cues.html
▼自分の用途と各アイテムの仕様、価格、予算を照らし合わせつつ、かなり悩んだのですが
「トップグレードの8000番代は他の誰かがレポートやるだろう。」
ということでミドルグレードの6000番代の11Sで組むことにしました。
▼スプロケを50Tから45Tに変更した以外は700Cの自転車をCUESのラインナップ中、フロントシングル/11S仕様にて組む場合の標準的な構成です。
商品コード | 商品名 | JANコード | 希望小売価格(税込) |
---|---|---|---|
00063174 | FC-U6000-1 9/10/11s 170mm 40T | 4550170172169 | 9,141円 |
00052751 | BB-MT501 ホローテック II 68 / 73 (BSA) mm | 4550170304188 | 2,715円 |
00048593 | SL-U6000 10S 右レバー ディスプレイ付 | 4550170231576 | 4,546円 |
00048192 | RD-U6000 GS 10/11s 対応CS:11-50T | 4550170172244 | 8,963円 |
00130023 | CS-LG400 11S 11-45T | 4550170171728 | 11,681円 |
00026116 | CN-LG500 138Q LINKGLIDE E-BIKE RATED 11S | 4550170899653 | 3,140円 |
【CUES導入時に注意すべき点】
11SのLINKGLIDEスプロケを使用する場合、スプロケットとスポークの位置関係を確認する必要があります。
その他、CUESの仕様については詳しくはこちらにてご確認ください。
▼CUES テクニカルTips
https://si.shimano.com/ja/cues/technical-assets-tips
▼6000番代の1×クランクFC-U6000-1はこんな感じ。非ドライブ側にシャフトが付いたタイプ。
PCDは30T, 32Tが96で、40T, 42Tは110 、2種類となります。(写真の商品仕様は40T)
クランクのQ-factorは180 mm、MTBにも使用できる幅なのでロード用クランクに比べて広めです。
▼左側のダイヤルを回してガタを取り除く仕組みになっています。
推奨BBはBB-MT501
CUESの2ピースクランクはクランクのグレードによって従来通り右側からシャフト
入れるタイプと、写真のタイプの様に左から入れるタイプの2種類になったため、
両方向からの組付けに対応したBBとしてBB-MT501を推奨しています。
▼SL-U6000シフターには150㎜と300㎜のアウターが1本ずつ付属。
フルアウターで組む場合はアウターワイヤーを別途ご用意ください。
▼スプロケット11-45Tをフリーハブに装着した様子。
MTB界隈ではもう見慣れた感ある巨大ローギア、160㎜ローターより直径が大きいです。
歯数構成は11-13-15-17-20-23-26-30-34-39-45T
トップ40×11Tのギア比は3.64。
48T×13-14T、52T×14-15Tぐらい。
ロー側は40×45T、
ギア比は0.89。28×32Tぐらいです。
(ちなみにさらに大きいロー50Tを使用した場合、40×50Tでギア比は0.8ジャスト、28×35Tと同等になります。)
こんな感じでざっくりとギア比をみると、48/38/28Tのトリプルギアを
装着するクロスバイクの常用域を1×11でほぼ網羅する感じですね。
もう少しトップ域が欲しい…という方はフロント42T、
もしくはフロント2枚仕様も検討してみてください。
今回のフレームではダブルレバー台座を介してシフトワイヤーを通すので
SM-CS50 アウターストッパー Y67B91000を用意。1×11なので右側だけ装着します。
【組んでみての感想】
ここ最近、コンポーネントグループがリニューアル度に多機能化されるのは嬉しいのですが
「性能が良くなるに従って調整も扱いもシビアになってる気が…」
「もっと気楽に扱えるグループもあるといいな…」
と思っていた中で、セッティングは従来の11sより9s、10sあたりの感触に近く、
調整しやすい感じでした。
【700cの自転車に1×仕様ってどうですか?】
フロントトリプル世代故に「舗装路で色々な地形を走る車種にフロントシングルってどうなんだろう…?」
と思ってたのですが、700×32cのホイールにミドルグレードの6000番代、40T×11-45T/11速の組み合わせで使ってみると
13-15-17-20あたりの平地での常用域も使いやすく、登坂やギャップが現れればパパパッと右手側の操作をするだけで
対応できるのは軽快!
1×のもたらす操作の簡便さはMTB向けかと思ったのですが、舗装路でもライドに集中できて快適ですね。
操作の軽快さはシフティングを滑らかに、衝撃も大幅に軽減したLINKGLIDEシフティングテクノロジーの恩恵も
大きいのだと思います。
▼旅で使ってみた感想はthreadにて
https://www.threads.net/@noguchi_shokai/post/C3lwnuMBzY4
まとめ
「通勤、通学など日常の足としても活躍する常用自転車に組み込んで、気兼ねなく使える高耐久型スポーツバイクコンポーネント」電動アシストのパワーも受け止めるLINKGRIDEテクノロジーを採用したCUES、他グレードとの差をどう捉えたらよいか迷ってたのですが、実際に組み込んで使用してみて、冗長性に振ったタフな造りからは他グレードにない魅力を感じました。
重量面ではDEOREなど、スペックが隣接するシリーズに分がありますが、神経質にならずに扱える、スムース&タフなミドルグレードコンポーネントCUESはまた別の魅力にあふれています。